『理不尽』

お盆休みの最終日に上陸した台風10号が過ぎ去り、暑さのピークも過ぎたかなと感じるここ最近の天気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?毎日暑くて大変な夏でも、すこし涼しくなると不思議と名残惜しい気持ちにもなります。

さて、「あおり男とガラケー女」B級映画のタイトルにありそうな凶悪犯人ペアが捕まりました。男は43歳で同い年というのがひっかかりますがとにかく良かったです。しかし取り押さえられてもよくしゃべること。あおり男は「逃げも隠れもしない!!」などと叫んでましたが、逃げてるし・・・ガラケー女は「押さえつけるなんてひどい!!」・・・ひどいことした自覚あるの?しゃべればしゃべるほど隣国の大統領のように議論する以前にかみ合わない感覚。どこから掘り下げて説明すればよいのか、そもそも意思の疎通はできるのかと疑問に思いました。実際に被害にあわれた方々は理不尽な思いとやり場のない怒りを募らせているに違いありません。

「倫理観」という言葉が頭に浮かびますが、倫理観とは、人として守り行うべき道、善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるものの考え方や捉え方、だそうです。平たく言うと、相手のしてほしいことをしなさい、相手のしてほしくないことはしてはいけない、ということです。
ちなみに倫理観がない人と言われる3つの特徴は、自分が幸せであれば満足、ウソをつく、欲望をコントロールできない、とのこと。倫理観が著しく欠如している人がもし周りにいたら下手に関わらない方がよさそうです。さらに報道を見ていると、高層マンションの窓際に座り、遠くをみつめながらポーズを決めるあおり男の写真を拝見しましたので、この3つに私としては”ナルシスト”も加えたいところです。

まさにあおり男のニュースは理不尽でしたが、最近のニュースにおいて、見て見ぬふりはできない、世の中の理不尽さと真っ向から対峙する「NHKをぶっ壊ーす!!」で有名な「NHKから国民を守る党」、通称「N国党(えぬこくとう)」の立花代表に注目せざるを得ません。キャラクターも際立っており、過激な言動から万人には到底受け入れがたいと思われますが、YouTubeでNHKを代表とするメディアの黒い内情について暴露のオンパレード、最近では人気者のマツコ・デラックスの発言にかみつくなど、毎日彼の動向にハラハラ目が離せません。

もちろん賛否両論あるでしょうが、NHKの受信料を毎月何の疑いもなく、あるいは解せない思いを抱きながらもしぶしぶ支払っている国民へ、目を覚ませとばかりにあおっているようにも受け取れます。これはやっとのことで持ち直しつつあった景気にも陰りが見え始めている今、それでも消費税増税を頑なに実施しようとしている政府に対しての国民感情にも通じるものがあると思います。既得権益に風穴を開けようと挑む彼を色眼鏡で見るのは勝手でしょうが、間違っても見て見ぬふりをして黙殺してはいけないと感じています。

今月のお便りができました。是非ご覧くださいませ(^^)